「陳情仕分け」なるものも小沢氏への権力集中装置に過ぎません。
出席した鳩山首相ら12人の「政府」に対して、倍にあたる24人もの副幹事長らを引き連れた小沢氏は「党というより全国民からの要望なので、可能な限り予算に反映させてほしい」と要求を突きつけます。
いや、「全国民」なんて言い方がまったく不遜なんですが、「小沢フィルター」なるブラックボックスを通した結果を鳩山首相は「ありがたい」と4回繰り返したそうです。
来年度の予算編成と税制改正に向けて、閣僚や政府税調がああでもない、こうでもないと言いっ放しであったことは事実ですけど、そうした3ヶ月間の経緯を「小沢仕分け」の内容は全部ひっくり返しているのです。
それを「ありがたい」という鳩山首相のオツムも程が知れますが、閣僚たちもこれを受け入れている所に異様さを感じます。
これを自民党政権に置き換えてみれば分かりますが、政府の予算編成に自民党幹事長が「これが全国民からの要望だ。聞き入れろ」みたいなのに対し、総理が「ありがたい」とペコペコしている姿を想像して下さい。
「内閣の専権事項に自民から横槍」「総理のリーダーシップが見えない」とか何とか、内閣の一つや二つは吹っ飛びそうなぐらいの勢いでマスコミは叩いていたでしょう。
それぐらい異様な光景が目の前で繰り広げられたにもかかわらず、社説子は「不安」程度で収めるつもりのようです。
それに加えマニフェストは一体どうなったのか、これは国民との契約であるとまで言い切り、長妻厚労大臣に至っては鳩山氏の顔を大写しにしたあのマニフェストを振りかざし、官僚はこれに従えと言い放っていたじゃないですか。
前原国交大臣も、マニフェストに書いてあるからと八ッ場ダムの建設中止を正当化していたじゃありませんか。
マニフェストは状況によって変えてもいいんだ、ってのならばそれを大義とした彼らの言動はどう落とし前をつけるのかが大変興味あります。
2009/12/17 (木) 小沢「陳情仕分け」に漂う不安 - 泥酔論説委員の日経の読み方
細田幹事長「これが全国民からの要望だ。聞き入れろ!」
麻生総理「ありがたい。メモメモ」
・・・・あり得ない








